ペルソナ5クリア記念 レビューっぽい何か

もともとフォートナイトをがっつりやりたいという目的で購入したPS4。さすがにソフトも何か持っていないとまずいだろうということで最初に購入したのはパワプロ2018でした。しかしさすがに飽きてスイッチのゲームにも手を出しいよいよやるのがなくなってきたかな?と思い始めたころに、そういえばペルソナって人気だけどやったことないなと思い購入してみました。

 

ですのでペルソナシリーズ初プレイ者によるレビューとなります。

 

1.難易度、クリア時間

まず難易度やクリア時間についてみてみましょう

 

私は今回ゲーム難易度EASYでプレイしました。というのも、ペルソナの発売元であるATLUSのゲームは難易度が高めであるということを事前にある程度把握していたからです。特にペルソナは初プレイだったので難易度は低めのEASYを選んだというわけです。

 

結論から言うと、難易度はちょうどよかったです。EASYがちょうどいいと感じました。敵を倒して経験値を得てレベルを上げてストーリーを進めていくというのが基本となるんですが、まず属性が多い。それもポケモンみたいにタイプ固有の属性相性があるのかと思いきやそんなことはなく、モンスターや味方キャラごとに固有の得意苦手属性があります。同じATLUS製の世界樹の迷宮なんかと同じですね。物理/銃撃/火炎/氷結/電撃/疾風/念動/核熱/破魔/呪殺 の実に10も属性があり、初見ではどの属性が弱点なのかわからないという仕様上、ボス戦なんかで攻撃を反射されてしまい敗北なんてこともありましたね....。

これNORMAL以上ならどんだけ時間かかるんでしょうか....。結局僕はクリアにだいたい100時間かかりました。ポケモンは50時間前後、一般に80時間がクリアまでの平均時間という意見もある中、この所要時間はかなり長いといえるでしょう。(ポケモンSMは大体40時間でクリアしました)

以上を考慮してこのゲームは、ある程度ゲームが好きで時間をゲームに割いても差し支えない人向けとなります。

 

2.ストーリー

次にこのゲームの一番の売り(であるはず)のストーリーを見ていきます。

 

最初チュートリアルでなぜかカジノで怪盗じみたことをやらされるのですが、今作の主人公はずばり怪盗です。悪人から盗み世の中をよくしていく義賊、そんな立ち位置ですね。そんな主人公もチュートリアル後にあっさりお縄に(え?)

僕も最初意味が分かりませんでした。操作方法を学んでさあいよいよストーリーも始まるのかなと思ったら突然タイホ!うん。意味わからん!しかし、ストーリーが進んでいくとなんでタイホされたのかもわかってきます。

一言で言うならチュートリアルはストーリーの重要な伏線となっているわけです。ストーリーが進むごとにああこれはこういうことだったのかと気づいていくその爽快感が本当にたまりませんでした。起承転結もしっかりしており、普通にアニメかなんかを見ている気分になりました。内容も現代社会の闇と言ったら大袈裟ですが、少しいやな部分に焦点を当てていますから、何か考えさせられるものもありました。クリア後は、何となく頑張れる気がする、そんな気分になるのではないでしょうか。無理やり何かのジャンルにくくるとすれば、ダークファンタジーといったとこでしょうか。

 

以上から、このゲームは、ストーリーを重視する人にはかなりお勧めできると思います。それが悲しい物語であれ、楽しい物語であれ。

 

3.システム、やりこみ 

次にゲームのシステム、やりこみ要素を見ていこうと思います。

 

このゲームは基本戦闘をして経験値を稼いでキャラクターを強くしていく王道の要素ももちろんありますが、もちろん独自要素もあります。その最たる例がペルソナ合成でしょう。主人公たちは敵と戦う際に自身の分身のような存在、ペルソナを使って戦うのですが、主人公だけは特殊で複数のペルソナを操ることができます。攻撃ターンごとに使いたいペルソナが選択できるというわけです。複数使えるということは複数入手できるということで、当然物語を進めると手持ちのペルソナだけじゃ力不足になっていくわけです。そこで登場するのがペルソナ合成です。2つのペルソナを使って1つのペルソナを生み出すわけです。この合成が楽しい!この組み合わせだとこれができるけどこっちだと別のが...という風に組み合わせが膨大にあります。くわしくは省きますが、スキル継承なんかもあるわけですね。つまりこのペルソナ合成システムはやりこみ要素の1つとして数えることができるでしょう。

あとは戦闘面以外ですね。主人公は高校生です。当然学校にも通います。つまり勉強をしたりしなければなりません。また思春期真っただ中の高校生が恋愛しないなんてことがあるでしょうか...?ありませんね?(多分)そんな日常要素も結構力が入ってると感じました。いろんなキャラと恋愛するのもある意味やりこみ要素といえるかもしれませんね。ただ、こちらはサブの要素と思われるので、ギャルゲーなんかとは比べない方がいいでしょう。

 

4.映像、表現

次に映像、表現面を見ていきましょう。

 

ストーリーの面でも触れましたが、このゲーム、現代社会の闇をテーマにしている部分が少なからずあると思われます。ちょっとダークな表現も覚悟していたのですが、あれ?意外とポップ?特にそのポップさ?スタイリッシュさ?が感じられたのがバトル結果画面。総攻撃(詳細は省きます)で敵を倒すと倒したキャラがアメリカの漫画っぽい一枚絵で決めポーズをしているのですが、後ろには倒した敵が大量出血?状態に...そしてみんなを呼んで走り出す。現代社会の闇のグロさと怪盗というスタイリッシュさが見事にマッチしていると感じました。詳しくはストーリーにかかわるので控えますが、まあグロさとスタイリッシュさ、ポップさが見事にマッチした表現方法ではないでしょうか。不満点を挙げるとすれば、暗いところが少し見づらいという点でしょうか。それも地図を見れば大丈夫なくらいですが...

 

 

以上三点より、このゲームをお勧めできるのは、

 

ある程度ゲームに時間が取れ、ストーリー性のあるゲームがやりたい人といったところでしょうか。

より楽しめるとすれば、少しダークな内容が好きな人ですね。

 

そんな人以外のためにも難易度はEASYよりも簡単なモードを含む数種類の難易度が用意してあるので、自分はこのジャンルと決めつけずにやってほしいゲームでもあります。特に最近はリアルタイムでバトルする形式のゲームが増えているので、そんなゲームのちょっとした息抜きにでもやってみてはいかがでしょうか。